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2007年9月10日 (月)

伝えることの難しさ

かなり更新ペースが早いような気もするが、自分としてもこの二つの事件に関しては書き留めておかなければいけないように思い、記事にすることとした。すでにご存知の方もいるかとは思うが、デイサービスセンターで起きた入浴中の水死の出来事と、もうひとつは特養に入所していた女性の腸からスプーンがみつかったという出来事である。

まずは同市に事業所をかまえるデイサービスセンター孔雀庵で起きた事件について書く前に、各新聞などをみてみると、デイサービスセンターで入所と書かれていたりと、この分野への知識のなさが伺える。有料老人ホームも併設で行われているのか?とかいろいろなことを予想した。これは自分が同業者であることでいろいろ考えられることだが、この分野についてわからない方がみるとただの職員の業務上過失致死だけに話の焦点がいってしまう。そのぐらい事件が起きている場所が重要であると私は思っている。死因が水死であるため、仮にデイサービスで行われていた入浴介助だとすれば事業者側の責任もあるだろう。ただ、有料老人ホームと考えるとまったく介護を要しない方も入所することが出来るため、仮に本人から、私一人で入浴できるから、あなた達は入ってこなくてもいいわと言われるとそこの事業所の考え方では大いに対応も変わってくることが予想される。これもまた知らない人がみれば、「一応、お金をもらってるんだからさあー、見守りぐらいはするべきなのではないか?」という声も聞かれてきそうだが、この施設はいわば住家と考える場合が強いので、極端に考えると自分の家に住んでいる元気なお父さんの入浴時でも見守りをしなさいと言ってるようなものである。仮に有料老人ホームだとするとこの事業者のホームページをみてみたが、こう書かれていた。24時間体制で、老人介護経験者が常駐していますである。あくまでも常駐なのである。これだと一方的に事業側が悪いとはいえず本人の自己責任も考えられる契約内容ということになる。新聞社によっては職員が5分ほど目を離すとも書かれていたので、普段から何らかの介護を要していたことも予想はされるが。いずれにしても記事を書く方にはその辺も考慮して書いていただきたいと思う。生半可な情報で記事を公開されては、たまったものではない。

ちなみに私も専門学生の時に某新聞社に記事を書いていただいたのだが、好きな科目はと聞かれ、介護技術と返答したにも関わらず、記事では看護技術と書かれ、そんな授業はありません!!と各先生方に言われたものだ。ほんと恥ずかしい~。

次は東京八王子の特養で起きた出来事である。ステンレス製のスプーン(長さ約15センチ)が見つかりスプーンは摘出された。女性は病状が悪化して1週間後に死亡し死因は不明。警視庁八王子署は女性がスプーンをのみ込んだ経緯などについて、施設関係者らから事情を聴いているそうである。施設側は取材に対して「全職員から話を聞いたが、誰もスプーンをのみ込んだ事実は知らなかった。事件か事故かは分からない」と話しているそうである。女性は02年に脳出血をして以来、脳脊髄(せきずい)液が頭の内側で過剰にたまり、記憶障害などを起こす「水頭症」の症状があったという。車いすの生活で介護が必要な場合もあったが、食事は自分で取ることができたと書かれていた。mixiをしている同業者からは虐待という文字が踊っていたが、そんなに簡単に記事として書くことは控えたい。この事件に関しては、どのような結果に至るのか今後の動向に注目したい。

この業界を知らない方もいると思うので、あらかじめ伝えておきたいのだが、どんなに頑張っても24時間、その方に付きっきりの介護は出来ないのである。介護の現場(施設)で言わせていただくと日中利用者3人に対して職員1人などの基準であるし、夜間ともなるとさらに介護の量が低下する。おおよそは想像してもらえるのではなかろうか?ましてや、入所に対していろいろな理由はあるとは思うが、利用者1人に対して家族で面倒をみれないので施設にお願いしているにも関わらず、このような状況の中でどんな介護が出来るというのだろう。そこにはあなたはプロだからあなたの仕事だからという言葉だけでしかないと思う。

同業者だからと言ってかばっているわけではない。賃金の低下・職員の人員確保の困難さ・収入だけを考えた経営重視の事業者などなど、ただ介護の現場がどうなっているのか知ってもらいたいだけなのである!!

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事業経営」カテゴリの記事

コメント

 うん、べかちゃんの言おうとしてる事分かります。
 
 マスコミは福祉施設とかで事故が出れば、内容も調べずに週刊誌的な報道で「さあ、管理責任は如何に!!」って感じになりますよね。原発内の事故並みの反応ですよね(--;

 ボクから言わせれば、出稼ぎ先している方や、工事現場で誘導灯振ってる作業員、車解体業の作業員等が負傷(死亡含)したのも同等に扱うべきだと思います。

 過失の有無はともかく、皆、業務上の負傷なんですからね。

 なんか、福祉に関する報道は過敏気味だと思いますね。国の施策が、1対1の24時間密着介護でもないのに・・・

 必要以上に凹むことはないと思う。ガンバだぜ!! 

課長 図画工作さんコメントどうもです。
今回の件はとりあえず置いておいて、事業者側や職員の対応も不適格な対応をしているところも実際はあると思います。
少しでも自分達の事業所を利用した方々が、あそこで関わってくれてよかったと心の底から言ってもらえるような介護・人間関係が出来たらいいなあと思っています。

お久しぶりです。孔雀庵のニュース、私もショックでした。いろいろ考えているうちに眠れなくなってしまい、現場を離れてしまった職員の心情を考えると頭がおかしくなってしまうのてはないかと思います。言い方は悪いかもしれませんが、今回たまたま孔雀庵だっただけで、いつどこの施設であってもおかしくないと思います。以前私が某デイサービスに勤務していた頃職員3人で30名弱の利用者対応したことがあります。人員配置がどうのこうのといいますが、利用者はどんどん重度化していくのに肝心の職員が少なくてどうやってみんなを見れるでしょうか?お金もうけばかり考えている経営者が多くてガッカリします。

ケアマネ2年生さんへ
コメント遅くなり申し訳ありません。久しぶりのコメントですね。元気に頑張っていますか?
そんな話はともかく、はじめはこのタイトル「伝えることの難しさ」ではなく、「明日は我が身」というタイトルで記事を書いていました。我々も同じ事故を招かないか心配ですよね。

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